【今更感】5年前の自分に社会人5年目の自分が就活アドバイスしてみる

2022年2月17日生活

先日大企業とスタートアップでちょうど2年ずつ働いた自分が、それぞれを比較する記事を投稿したところかなりの人に読んでいただいたので、今回は再度自分のここ最近の人生を振り返る意味でも

5年前の自分に就活アドバイス

をしてみたい。

あくまで5年前の自分に向けたものではあるが、今の学生さんたちにとっても参考になる部分があると思うので、ぜひこの記事に出会った人は自身の就活に役立ててみてほしい。

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自分の就活成績

クッ、やっぱこう見ると若い・・・
今はもうこんな凛々しい表情できない。

本当はあまり振り返りたくないのだが、ここで自身の就活成績を見直してみる。

■志望業界:玩具メーカー
■エントリー企業数:30社程度
■面接参加企業:10社程度
■内々定企業:2社

当時としてはエントリー数も中々少ないほうではないだろうか。

後述するがろくに自己分析もせず、狭い視野でひたすらに玩具メーカーを志した結果エントリー数をかなり絞ってしまいそれがのちに自分を苦しめる羽目になった。

とりあえずエントリーした会社でも

いまのりゅうご

いまのりゅうご

まぁ、ここでは俺の才能を発揮できまい・・・
と中二病丸出しで面接当日に行くのを止めた企業も多数。
 
人事担当者の皆様、その節は本当にすみませんでした。
 

後は、「就活といえば大手総合商社!ショーシャ!!」という圧倒的商社ブームに流され「俺もショーシャ!!!」と自らを洗脳するもあえなく撃沈。

その後過去記事でも触れた航空系の会社に入社、その後スタートアップに身を置き今は楽しく働けているので結果オーライではあるが、就活単体で見れば悔いが残るというのが正直なところ。

就活の結果を左右するのは自分の実力だけでなく、色んな要素が絡むので頑張ったら頑張っただけの結果が保証されるわけではないが、せめて現就活生の皆さんは心から「やりきった」と思える就活をしてほしいと切に願う。

いまのりゅうご

いまのりゅうご

そ、そうだ。ショーシャもおもちゃも行けなかったのは俺の実力じゃねーし!!(泣)

5年前の自分に伝えたい5つのこと

先輩とのコネ、WEBテストの回答入手など所謂就活裏技・テクニックは色々あるが、就活で大事なのは当たり前のことを当たり前にちゃんとやることに尽きると個人的には思う。

就活劣等生だった自分にはそれが全くと言っていいほどできていなかったので、5年前の自分には以下5点をアドバイスしたい。

1. とりま自己分析は徹底的にやっとけ
2. OB訪問は本当に行きたい・知りたい会社で1-2人で良い
3. 他人の進捗はどうでもいい
4. 身だしなみだけは整えておけ
5. いやそもそも会社で働くの?

就活必勝スーパーテクニックを楽しみにしていた方には申し訳ないが、あいにく自分はそういったものは持ち合わせていないので、そういうのが知りたければSNSやYouTubeで就活と検索してみてほしい。

役に立ちそうなものと立たなそうなテクがゴロゴロ転がっている。

とりま自己分析は徹底的にやっとけ

座って顔をしかめる男性
「オレハナニモノナンダ!!」を考え抜く作業

いきなりド定番アドバイスNo.1で申し訳ないが、就活という枠を超え今後の人生に役立つので一回ちゃんとやっておいて損はない。

就活生は自己分析をすることで自分が行くべき会社名が浮かび上がってくると勘違いしているかもしれないが、もっと大事なものが見つかる。

・自分は何をしている時に幸せを感じるか
・自分でも気づかない自分の中の”軸”は何か
・自分の本当の強み・弱みは何か

等、知っているようで知った気になっている”本当の自分”が少しずつ見えてくる。(気がする、だけかもしれないが自分を一から見直せる機会は重要)

就活中は何かと忙しくて自己分析用の膨大な質問に答えてる暇はないと思うので、できれば就活が本格的に始まる一二ヶ月前に時間をとってじっくりやってほしいところ。

自分は就職してから初めて自己分析をしたが、自分の人生を徹底的に振り返る行為自体が面白かったし(もちろん振り返りたくない汚点もあるのだが・・・)、漠然と抱き続けてきた自分の価値観みたいなものを心で可視化できたのは大きかったと思う。

いまのりゅうご

いまのりゅうご

まぁ、本当は一回やって満足じゃなくて一年に一回くらいやるのが理想なんだろうね。自分も周りも変わるし。
使う本は正直何でも良いと思うが、最近は『メモの魔力』が売れていて、自己分析が密かなブームになっているっぽい。
 
今年のGWは家で過ごす時間がたっぷりある人が殆どだと思うので、ぜひ自己分析に時間を使ってみてはいかがだろうか。
 

OB訪問は本当に行きたい・知りたい会社で1-2人で良い

できれば会社の”リアル”を教えてくれる5-10年目くらいの人が望ましいと個人的には思う。

年次が若すぎると配属された部署や仕事内容によって会社に対する評価に偏りがある可能性があり、逆に10年目を超えてくると話が合わないことも。

会社で酸いも甘いも経験して、ある程度の就活生の立場にもなれる年次というと5-10年目くらいが理想的という印象だ。

人数も多すぎると人によって違う会社への想い・評価・仕事観に揺さぶられてしまうので一社あたり一人か二人くらいかちょうどよいと思う。

いまのりゅうご

いまのりゅうご

とはいえ一人二人の意見で会社を決めつけないように。従業員の数が多ければ多いほど会社の評価十人十色。ぶっちゃけ”入ってみないと分からない”。

他人の進捗はどうでもいい(これかなりムズい)

人の形をした石像
面接した会社から電話こないとマジでこんな感じになる。

と書いてみたものの、これこそ完全に今だから言えること。

事実自分も自分の状況よりももはや他人の動向のほうが気になっていた。

特に自分の就活が上手くいっていないときほど、

「なんで俺が落ちたのにあいつが・・・」

と卑屈モードになってしまうが、シンプルにその企業にとっては自分よりもその友人の方が魅力的だったというだけの話。

別の会社だったら評価は逆転していたかもしれない、でもその会社においては自分が負けた。

あれこれ理由を探っても結局は採用も人が決めることなので自分が落ちた本当の理由なんて分かりはしない。

会社、というかたまたま自分を面接した人が自分を好いてくれなかっただけ、ただそれだけの話なので他人との比較はやめよう。

マジで意味ない。

いまのりゅうご

いまのりゅうご

内定の数=人としての価値 じゃない。フリーランスでも無職でも性格がゴミみたいな人でもすごい人はいっぱいいる。

身だしなみだけは整えておけ

面接は入室して最初の5秒でだいたい決まる

どこかの人事担当者がそう言っているのを聞いて、

「最初の5秒でお前にその人の何が分かるねんwww」

と心の中で突っ込んでいたが、申し訳ない、これは結構ある。

今自分が面接をする側の立場になって思うのだが、応募者が入室してきた時の

・姿勢
・表情
・声のハリ
・身だしなみ

で印象の良し悪しがだいぶ変わってくる。

事前に名前と簡単な経歴しか知らないほぼ初対面の状態において、第一印象が選考結果に与える影響は極めて大きい。

もちろん自分は第一印象だけで結果を決めることは絶対にないが、その後の面接で発する言葉の重みや説得力もだいぶ変わってくる。

上に挙げた4つの内最初の3つは性格的なものもあるし、かなり意識的に取り組む必要があるが、身だしなみは少しの努力とお金で整えられるので、必ず実践すべき。

具体的には髪型と肌。

ワックスなんかを使ってちゃんと髪型を整えることはもちろん、最近はメンズ用のBBクリームなんかも結構な品数が出ているので、ぜひ一つは持っておいてほしい。

いまのりゅうご

いまのりゅうご

面接の前日に鼻の頭に特大ニキビが出来た時は鼻ごともぎ取りたかった

いやそもそも会社で働くの?

多分前述した自己分析の中で見えてくると思うが、「いやそもそも俺/私会社で働くの?」というところを一旦考え直してほしい。

いつの間にやら就活レースのスタートラインに立たされて気づいたら社会人になっていた、という人も多いだろうが、今はもう2020年、働き方は会社員になることだけじゃない。

自分は会社の規模は変われどずっと会社員なのでこう言っても説得力はないかもしれないが、テレワークやプレミアムフライデーとかそういうことではなく、広義の「働き方」を今の学生さんたちは考えるべきだ。

もちろん就活するのを止めて、休学したり留学したり自分探しの旅に出たりしようとすればそれだけ追加のお金がかかるので、親に相談するのか自分で工面するのかなど現実的に考えなければならないことは出てくるが、なあなあな状態で就職するよりは一歩踏み出す価値はあると思う。

もちろんとりあえず就職して社会を知る、というのも大いにアリだと思う。

要は振り返った時に後悔しないか。

極論別に後悔してもいいと思う

お菓子に囲まれる男性
徹底的自己分析をして成れの果て。

後悔しない就活を、人生選びを、とは言ってきたが極論後悔してもいいし、むしろここで後悔すべきだとも思っている自分がいる。

「もっと自己分析すればよかった」
「あの時面接でもっとマシな受け答えができてたら玩具メーカーにも大手商社にも入れたかもしれない・・・」

後悔をあげればキリがないが、逆に自分はこの後悔が良い学びになってその後人生に活きている。

20代の後悔はいくらでも挽回できるので、今の学生の皆さんは「この就活で人生が決まる・・・!」などと鼻息を荒くせず、「好きに生きてほしい」。

就活中の自分が犯していた一番の過ちは「就活で残りの人生を決めようとしていたこと」。

残り7-80年ある人生、15分の面接で決まっちゃったらたまらんわ。

いまのりゅうご

いまのりゅうご

最後めっちゃ適当な感じになって申し訳ないけど究極伝えたいのはこれ。
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今野 隆吾

東京在住の動画クリエイター兼経営者。”今野”と書いて珍しく”イマノ”と読むが、最早”コンノ”と呼ばれても訂正しないことが多い。住んでいる街の魅力を楽しく・格好良く伝えることが好き。趣味は散歩と駄菓子屋巡りと仮面ライダー。