帯広・十勝のグルメ・観光をノープランで楽しむ3日間の旅 | これさえやっとけば間違いない

2022年2月17日生活

旅行は好きなのだが、スケジュールをパンパンに詰め込んだり、長時間移動したりするのは好きじゃない。

普通はご当地グルメが食べたいとか、世界遺産を見たいとか、何らかの目的があって旅行の計画を組むと思うが、あまり観光欲というものがないので、現地の雰囲気さえ感じられればそれで良いといつも思っている。

海外旅行も同じで、現地の空港で入国審査を終えた段階で目的は果たしたと言っても過言ではないくらい。

つまり旅行の目的はその土地の空気を吸うこと。以上なのだ。

今回の旅も漠然と北海道に行きたいと思ったところから始まり、札幌や小樽は既に行ったことがあったので、じゃあ帯広にしようと割と適当に決めた。

宿泊地とカヌー以外はほぼノープランで到着してしまったのだが、帯広・十勝に詳しい友人のアドバイスもあり非常に充実した旅になったので、今回の旅程を紹介していきたい。

いまのりゅうご

いまのりゅうご

友達からの情報がなかったら3日3食インデアンカレー食って終わってた。まぁそれでも良いんだけど。
 

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帯広・十勝ですること①:地元コンビニを探検する

コンビニのオレンジ色の看板

セブンイレブンやファミマ以上に目にするコンビニがこの「セイコーマート」。

とにかく品数が多く、東京ではあまり見かけない菓子類やパン類もあってとにかく見ていて飽きない。

店員さんに頼まなくても既に温まっているおにぎりやカツ丼、帯広と言えばの豚丼も売られているので、きっと北海道に住んでいたら360日くらいはここで食事を済ませるんだろうなと勝手に想像した。

一番驚いたのはアイスの種類。

どれも「北海道」とパッケージに書かれていて、北海道がこんなアイス大国だったとは知らなかった。

難点は外が寒すぎて食べる気が全く湧かないこと。

豚丼が入ったプラスチックの容器
いつでもホクホクの豚丼が食べられる世界・北海道
アイスを手に取る様子
このチーズアイスは絶品だった。
アイスボックスに入るたくさんのアイスクリーム
これも気になったけど氷点下でアイス二個食いは肉体が拒絶した。

帯広・十勝ですること②:カヌー体験

カヌーを漕ぐ男性と飛び去る白鳥
白鳥も拝める

旅行の予定は組まないと冒頭書いたが、とは言え何もせず帰るのはさすがにと、直前に予約できるアクティビティを探した結果カヌーがヒットしたのでこれだけは事前に予約していた。

複数グループで川を回るのかと思いきや当日集合場所に行ってみると自分たちしかおらず、曰くこの季節(11月)にカヌー体験を申し込む人はあまりいないとのこと。

なぜだろうと首をかしげていたが出航してすぐに分かった。寒すぎる。死んでしまう。

「万が一カヌーがひっくり返ってもライフジャケットを来ているので沈みません。助けに行くので落ち着いて浮いていてくださいね。」

そうガイドさんには言われたが、

いまのりゅうご

いまのりゅうご

(いや5秒で死ぬて)
と心の中で静かに突っ込んだ。
 
寒さはともかく、北海道の雄大な自然を独り占めできたのはかなり贅沢な体験。
 
ちなみに二人乗りカヌーの後方に乗ったのだが、川の流れが速い時は前の人さえ漕いでいれば後ろは漕がなくても全然進むしバレない。
 
のんびり美味しい空気と景色を堪能したい人は積極的に後方を申し出て、前の相棒が後ろを振り返ったときだけ必死に漕ぎながらキツそうな顔をしよう。

帯広・十勝ですること③:帯広のソウルフード・インデアンカレー

「帯広といえばインデアンカレーだね!」

と友人から帯広滞在中にメッセージが来て、

いまのりゅうご

いまのりゅうご

帯広で、インドカレー・・・?
と首を傾げたがインドのカレーのことではなく、”インデアンカレー”というブランド名なのだとか。
 
前述したカヌーのガイドさんからも帯広でランチならインデアンカレー一択とおすすめいただいたのでその足で近くの店に行くことに。
 
昼時に入店したのもあってほぼ満席だったが、注文したら3分も経たないうちに出てきた。
 
昔ながらのカレーと言った感じで大変美味。
 
ちなみに自分はチーズをトッピング。
 
カレーの上にチーズではなく、ルーとご飯の間にチーズが挟まれており、これがカレーと良く絡む。
 
いまのりゅうご

いまのりゅうご

やばい、残りの飯全部インデアンカレーでいいかも
と思えるほどに感動した。
 
後ドリンクが88円と異常に安い。最高。
 
スプーンですくわれるカレー
チーズが良く絡んでマイルドな味わいに。
メニューが載った立て紙
次回は色んなカレーに挑戦したいけどなんだかんだインデアンにしちゃうんだろうなぁ。
メニューが書かれた紙
コーラは絶対頼むやろこの安さなら。

帯広・十勝ですること④:六花亭でスイーツを堪能

モンブランと芋とりんご
メープルシロップがかけられるムース
店員さんが目の前でシロップをかけてくれる。シロップと同じ量のよだれを垂らしながら写真を撮った。

インデアンカレーでお腹を満たしたらお次はデザート。

六花亭は帯広に本社を持つ菓子メーカーでバターサンドが有名(らしい)。

帯広本店には喫茶室がありその場でスイーツが食せるので30分程の待ち時間を経て入店。

モンブランやかぼちゃケーキ等色々と頼んだがどれも上品な味がして、一個一個が重くないのでいくらでも食べられる。

いつも混んでいるようなので待っている間にお土産を買うのがおすすめ。

帯広・十勝ですること⑤:ばんえい競走

競馬場の大きな看板
そりを引きながら走る馬
会場一体が白熱

こちらも友人とカヌーガイドさんにおすすめしてもらったのでその日のうちに訪れた。

ばんえい競走とは、馬がそりを引きながら直線200mを進むという、世界でもここしかない形態の競馬らしい。

人生初競馬故ルールも全く分からなかったが、馬が重りを着けながら必死に走る姿はなかなかの迫力だった。

いまのりゅうご

いまのりゅうご

ただ、ちょっと可哀想で個人的にはあんまり見ていられなかったかな。
ビギナーズラックを信じて一攫千金を狙うことも考えたが、大ハズシして全財産を失い、帯広でのアルバイト生活を余儀なくされるという未来が鮮明に見えたので500円だけ賭けて、500円を失った。
 

帯広・十勝ですること⑥:豚丼

ちょっとボケててすみません。

帯広と言えば、なのがインデアンカレーと並んでこの豚丼(らしい)。

確かに帯広市内を歩くと至るところに豚丼の店があるのでどれにしようか迷っていたが、友人曰く「ぶたはげ」というお店がナンバーワンらしいので迷わず入店。

悪口みたいな店名だが、豚は肉厚で甘いタレがご飯に染み込んで美味。

他の店で食べていないのでナンバーワンかは定かではないが、とりあえずここにしておけば間違いなさそう。

いまのりゅうご

いまのりゅうご

ちなみに新橋にある「豚大学」の豚丼がここと並ぶくらい美味い。

帯広・十勝ですること⑦:早朝6時半からの気球

空に浮かぶ気球
広々とした公園の中これが目立ち過ぎて一発で場所がわかる

大人一人2,300円(2021年11月時点)で早朝気球に乗れるアクティビティに参加。

11月は6:30-7:30が実施時間のため、移動時間を考えると5時半には起きなければならずこれがなかなかにしんどかったが、早起きする価値は大いにあった。

自分より先に乗っていたちびっこたちがキャッキャしていたのでかなり楽しみにしていたが、いざ上空に来ると想像以上に高くて足がすくんだ。

後僕は身長が183cmあるので、気球のかご部分がへそくらいまでの高さしかなかったのも余計に怖さを助長した。

とはいえ、上空30mから拝む十勝の景色は圧巻の一言。

尚上空300m程まで上がる気球プランもあるらしいので興味のある人はぜひ挑戦してみてほしい。

いまのりゅうご

いまのりゅうご

俺は絶対やらない。
上空から眺める自然の景色
足震わせながら撮ってます
芝生の上で下を眺める人々
下見て後悔した

帯広・十勝ですること⑧:心が洗われる絶景・オンネトー

湖の前に立つ木製の看板
湖と山

十勝から車で一時間半くらいの足寄町にある湖「オンネトー」。

割と早い時間に着いたおかげかほとんど人はおらず、絶景と空気を独り占めできた。

景色は確かに綺麗だがこれといってすることはないので滞在時間は15分程。

時間に余裕がある人はドライブも兼ねて行ってみてほしい。

帯広・十勝ですること⑨:阿寒湖アイヌコタンを散策

大きなフクロウの置物
お店のカラフルな外観
丼ものを食べる男性

オンネトーから車で20分程で到着。

宿のチェックイン時間が迫っていたため長くは滞在できなかったがアイヌ料理屋でエゾ鹿の肉を使った「野生丼」を頂いた。

香りも味もそんなにクセがなく普通に美味しい。

いまのりゅうご

いまのりゅうご

多分自分が味音痴なだけだと思うけど、普通に牛丼として出されても気づかない。

帯広・十勝ですること⑩:クランベリーで巨大スイートポテトをゲット

お店の看板
ガラスケースに入ったお菓子

最後はデザートで締め。

巨大スイートポテトを求めて帯広・十勝の名物洋菓子店「クランベリー」に足を運んだ。

ガラスケース内で陳列された巨大スイートポテトの中から好きなものを”丸ごと”購入するスタイル。

素材の味はそのまま、中にはカスタードクリームが入っていてとにかく甘い。

買った直後車の中ですぐに食べ切ってしまったが、この味が忘れられず同日お土産として買い足した。

六花亭とクランベリー、どちらか一方しか行けないとしたら個人的にはクランベリーのスイートポテトを選ぶ。

後他のケーキ類も安い。

ガラスケースに陳列されたケーキ

一番はインデアンカレー

この旅行で印象に残ったものを敢えてランキングにすると、

1位:インデアンカレー
2位:クランベリーのスイートポテト
3位:六花亭スイーツ
4位:気球
5位:豚丼
6位:オンネトー
7位:カヌー
8位:アイヌコタン
9位:ばんえい競走

といったところだろうか。

いまのりゅうご

いまのりゅうご

セイコーマートはもう息をするくらい通い詰めたので殿堂入り。

やはりこのエリアは食が良い。

カヌーガイドさんも
「ここに来たら5kg太って帰ってください。東京戻ってから痩せればいいんですよ。」

と言われたので、忠実に実行した。

帯広・十勝エリアへの旅行を検討している方はぜひ本記事を参考にしてみてほしい。

いまのりゅうご

いまのりゅうご

一度大きくなった胃袋が戻らず東京でもたくさん食べているよ。
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今野 隆吾

東京在住の動画クリエイター兼経営者。”今野”と書いて珍しく”イマノ”と読むが、最早”コンノ”と呼ばれても訂正しないことが多い。住んでいる街の魅力を楽しく・格好良く伝えることが好き。趣味は散歩と駄菓子屋巡りと仮面ライダー。