帯広・十勝のグルメ・観光をノープランで楽しむ3日間の旅 | これさえやっとけば間違いない
旅行は好きなのだが、スケジュールをパンパンに詰め込んだり、長時間移動したりするのは好きじゃない。
普通はご当地グルメが食べたいとか、世界遺産を見たいとか、何らかの目的があって旅行の計画を組むと思うが、あまり観光欲というものがないので、現地の雰囲気さえ感じられればそれで良いといつも思っている。
海外旅行も同じで、現地の空港で入国審査を終えた段階で目的は果たしたと言っても過言ではないくらい。
つまり旅行の目的はその土地の空気を吸うこと。以上なのだ。
今回の旅も漠然と北海道に行きたいと思ったところから始まり、札幌や小樽は既に行ったことがあったので、じゃあ帯広にしようと割と適当に決めた。
宿泊地とカヌー以外はほぼノープランで到着してしまったのだが、帯広・十勝に詳しい友人のアドバイスもあり非常に充実した旅になったので、今回の旅程を紹介していきたい。
帯広・十勝ですること①:地元コンビニを探検する
セブンイレブンやファミマ以上に目にするコンビニがこの「セイコーマート」。
とにかく品数が多く、東京ではあまり見かけない菓子類やパン類もあってとにかく見ていて飽きない。
店員さんに頼まなくても既に温まっているおにぎりやカツ丼、帯広と言えばの豚丼も売られているので、きっと北海道に住んでいたら360日くらいはここで食事を済ませるんだろうなと勝手に想像した。
一番驚いたのはアイスの種類。
どれも「北海道」とパッケージに書かれていて、北海道がこんなアイス大国だったとは知らなかった。
難点は外が寒すぎて食べる気が全く湧かないこと。
帯広・十勝ですること②:カヌー体験
旅行の予定は組まないと冒頭書いたが、とは言え何もせず帰るのはさすがにと、直前に予約できるアクティビティを探した結果カヌーがヒットしたのでこれだけは事前に予約していた。
複数グループで川を回るのかと思いきや当日集合場所に行ってみると自分たちしかおらず、曰くこの季節(11月)にカヌー体験を申し込む人はあまりいないとのこと。
なぜだろうと首をかしげていたが出航してすぐに分かった。寒すぎる。死んでしまう。
「万が一カヌーがひっくり返ってもライフジャケットを来ているので沈みません。助けに行くので落ち着いて浮いていてくださいね。」
そうガイドさんには言われたが、
帯広・十勝ですること③:帯広のソウルフード・インデアンカレー
「帯広といえばインデアンカレーだね!」
と友人から帯広滞在中にメッセージが来て、
帯広・十勝ですること④:六花亭でスイーツを堪能
インデアンカレーでお腹を満たしたらお次はデザート。
六花亭は帯広に本社を持つ菓子メーカーでバターサンドが有名(らしい)。
帯広本店には喫茶室がありその場でスイーツが食せるので30分程の待ち時間を経て入店。
モンブランやかぼちゃケーキ等色々と頼んだがどれも上品な味がして、一個一個が重くないのでいくらでも食べられる。
いつも混んでいるようなので待っている間にお土産を買うのがおすすめ。
帯広・十勝ですること⑤:ばんえい競走
こちらも友人とカヌーガイドさんにおすすめしてもらったのでその日のうちに訪れた。
ばんえい競走とは、馬がそりを引きながら直線200mを進むという、世界でもここしかない形態の競馬らしい。
人生初競馬故ルールも全く分からなかったが、馬が重りを着けながら必死に走る姿はなかなかの迫力だった。
帯広・十勝ですること⑥:豚丼
帯広と言えば、なのがインデアンカレーと並んでこの豚丼(らしい)。
確かに帯広市内を歩くと至るところに豚丼の店があるのでどれにしようか迷っていたが、友人曰く「ぶたはげ」というお店がナンバーワンらしいので迷わず入店。
悪口みたいな店名だが、豚は肉厚で甘いタレがご飯に染み込んで美味。
他の店で食べていないのでナンバーワンかは定かではないが、とりあえずここにしておけば間違いなさそう。
帯広・十勝ですること⑦:早朝6時半からの気球
大人一人2,300円(2021年11月時点)で早朝気球に乗れるアクティビティに参加。
11月は6:30-7:30が実施時間のため、移動時間を考えると5時半には起きなければならずこれがなかなかにしんどかったが、早起きする価値は大いにあった。
自分より先に乗っていたちびっこたちがキャッキャしていたのでかなり楽しみにしていたが、いざ上空に来ると想像以上に高くて足がすくんだ。
後僕は身長が183cmあるので、気球のかご部分がへそくらいまでの高さしかなかったのも余計に怖さを助長した。
とはいえ、上空30mから拝む十勝の景色は圧巻の一言。
尚上空300m程まで上がる気球プランもあるらしいので興味のある人はぜひ挑戦してみてほしい。
帯広・十勝ですること⑧:心が洗われる絶景・オンネトー
十勝から車で一時間半くらいの足寄町にある湖「オンネトー」。
割と早い時間に着いたおかげかほとんど人はおらず、絶景と空気を独り占めできた。
景色は確かに綺麗だがこれといってすることはないので滞在時間は15分程。
時間に余裕がある人はドライブも兼ねて行ってみてほしい。
帯広・十勝ですること⑨:阿寒湖アイヌコタンを散策
オンネトーから車で20分程で到着。
宿のチェックイン時間が迫っていたため長くは滞在できなかったがアイヌ料理屋でエゾ鹿の肉を使った「野生丼」を頂いた。
香りも味もそんなにクセがなく普通に美味しい。
帯広・十勝ですること⑩:クランベリーで巨大スイートポテトをゲット
最後はデザートで締め。
巨大スイートポテトを求めて帯広・十勝の名物洋菓子店「クランベリー」に足を運んだ。
ガラスケース内で陳列された巨大スイートポテトの中から好きなものを”丸ごと”購入するスタイル。
素材の味はそのまま、中にはカスタードクリームが入っていてとにかく甘い。
買った直後車の中ですぐに食べ切ってしまったが、この味が忘れられず同日お土産として買い足した。
六花亭とクランベリー、どちらか一方しか行けないとしたら個人的にはクランベリーのスイートポテトを選ぶ。
後他のケーキ類も安い。
一番はインデアンカレー
この旅行で印象に残ったものを敢えてランキングにすると、
1位:インデアンカレー
2位:クランベリーのスイートポテト
3位:六花亭スイーツ
4位:気球
5位:豚丼
6位:オンネトー
7位:カヌー
8位:アイヌコタン
9位:ばんえい競走
といったところだろうか。
やはりこのエリアは食が良い。
カヌーガイドさんも
「ここに来たら5kg太って帰ってください。東京戻ってから痩せればいいんですよ。」
と言われたので、忠実に実行した。
帯広・十勝エリアへの旅行を検討している方はぜひ本記事を参考にしてみてほしい。
今野 隆吾
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